アラン１５年　１９９７　ハイスピリッツ　カラーズコレクション
（Arran 15years 1997 Higt Spirits Colours Collection)

容量・・・７００ｍｌ
アルコール度数・・・４６度
蒸留年・・・１９９７年
熟成年・・・１５年


■テイスティング・コメント・・・
フローラルとフルーツ香の香りが特徴的で、かすかな白コショウの風味がわずかな塩気と絶妙なバランスを作り出している。上品で調和の取れた味わいと、繊細ではあるがしっかりとしたボディ、はちみつやウッディなフレーバーが背後に感じられる。バタートーストの風味を伴った心地よいフィニッシュも秀逸なモルト。

イタリアを代表するボトラー、ハイスピリッツ社のカラーズコレクションより新しいアイテムが届きました。

なかなか良質な樽在庫が確保しづらい状況のなか、同社社長のナディ・フィオリ氏が納得した原酒のみをボトリングするという姿勢は変わっていません。

ピーティなモルトが好まれるイタリア発のボトラーだけあり、フローラルでフレッシュ、塩のニュアンス、そして適度なピートがアクセントとなった素晴らしい１本です。

カラフルでポップなラベルとは裏腹に、なかなかのクセものです！。


■ハイスピリッツ社について・・・

１９８０年代、伝説的なイタリアンボトラーとしてその歴史を創り上げた会社がありました。その名もインタートレード社。

斬新なラベルとクオリティーの高さから幻のイタリアンモルトともいわれるほどでしたが、オーナーであるナディ・フィオリ氏が他事業に専念するため閉社を決定し、残念ながら１９９０年にインタートレード社は本当の幻となってしまいます。

しかし２０００年、ナディ・フィオリ氏は新たにハイスピリッツ社を立ち上げます。
モルトウィスキーに関する深い知識と世界的な人脈から驚くべき樽を次々に入手、「ロッホ＆キャッスル」というスコットランドの風景画が描かれた斬新なラベルと、当時から変わらない高いクオリティーにより、日本での人気がここ数年で急上昇しています。


オフィシャルの蒸留所について・・・

1995年に創業されたアイル・オブ・アラン蒸留所は、160年ぶりにオープンしたスコットランドで最も新しい、数少ない個人経営の蒸留所です。

「スコットランドの縮図」と称される美しいアラン島は、高品質のモルトを製造する所として過去に長いウイスキー蒸留の歴史を持ち、そのモルトウイスキーを現在に復活させることは、創設者である、ハロルド・カリー氏の長年の夢だったそうです。

そして2006年。11年目を迎えたアラン蒸溜所から「アランモルト10年」がスタンダード品としてリリースされました。
熟成が早いと言われてきたアランモルトらしく、10年熟成とは思えない、柔らかさと滑らかさが特徴で、冷却濾過、カラーリングを施さず、自然な状態でボトリングしています。

完売しました。ありがとうございました。